子どもに片付けをさせようとしてもなかなかうまくいかない、そんな方にヒントとなる記事です。
特に2~3歳頃の、そろそろ片付けできるようになってほしい年代を想定しています。
この記事は以下のような方におすすめです。
・そろそろ子どもに片づけを教えようと思っている人
・子どもが言うことをきかず、困っている人
・子どもに接する機会の多い人
片付けさせようとして、よくある失敗
①ハードルが高すぎる
例えば片付けがまだできない子どもに片付けをさせようとして、出したものを全て片付けさせようとすることです。
最初の数個は片付けられても、そのうち片付けの集中力が切れて遊びに戻ってしまったりしがちです。
これは、本人の能力や発達段階を軽視してしまうとおこりがちです。
また、自分が出したものは自分で片付けるべきという信念が強い人がやりがちです。
どうしたらいいか
バックワードチェイニング方式で片付けさせる
バックワードチェイニングというのは、最後のところから教える教育方法です。
片付けならば、最後の一個から片付けさせていきます。
それができたら、次は最後の二個、次は三個、と言う風にして、最終的に最初から最後までできるようにしていきます。
メリット
達成感を持たせやすいです。
最後の一個を片付けて、できたー!という感覚を味わえるのが何よりのメリットです。
支援者も褒めやすいですね。
だから次も頑張ろう、となり、モチベーションが続きます。
②○時までに片付けてね、と言う
例えば3時のおやつまでに出したものを片付けてね、と伝えます。
子どもにインプットされるのは、「3時」です。
すると、3時から片付けを始める、なんてことがおきます。
当然3時に片づけが終わらず、失敗体験になりがちです。
どうしたらいいか
3時までに片付けさせたいのならば、仮に片付けに10分かかるとして、「針が10になったら(2時50分になったら)片付けを始めてね」。
もしくは、「10から12で片付けを終わらせてね」といいます。
すると、言われた時間が意識に残り、目標時間までに片付けが終われるようになります。
メリット
成功体験が積みやすいです。
時間感覚が身に付きます。
伝え方の工夫なので、手間がいりません。
③片付けをいつやるのか、のルールをつくっていない
ルールがないと、例えば、遊びの時間中好きなだけオモチャを出していく子がいます。
その結果、遊びの時間が終わって片付ける時に途方もなくなるほどのオモチャの山ができています。
こうなると、片付ける気力もわきませんし、親もイライラしてしまうでしょう。
どうしたらいいか
新しくオモチャを出す時は、今遊んでるオモチャを片付けてから出す、とか、一度に出していいオモチャは○個まで、という制限をつけます。
メリット
足の踏み場もないほどオモチャが散乱する、なんてことがなくなります。
片付ける機会が増えて、片付けの習慣が身に付きます。
片付けへの心理的ハードルが低いので、片付けに取り組みやすいです。
あとがき
子どもに片付けをさせるのは大変なことが多いものです。
片付けが好きなお子さんは稀ですので、基本的にイヤイヤです。
それをみて親側もイライラしがちです。
ですが工夫次第で片付けタイムが楽しく、そして褒める良い機会にもなります。
今回の記事が参考になれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
それではまた☆彡
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