部下を管理するためのマネジメントですが、よかれと思って間違ったやり方をしてしまっているケースがみられています。
今回の記事では、一見正しいと思いがちですが、実は間違ったマネジメントを5つ紹介します。
この記事は以下のような方におすすめです。
・現在部下の管理をする立場にある人
・これから部下の管理をする可能性のある人
それでは早速、正しいと勘違いされているマネジメントを紹介していきます。
正しいと勘違いされているマネジメント手法
①指示の目的を腹落ちさせることを大切にしている。
指示を部下に出すときに、何のための仕事か、意図を伝えて納得させることは、多くの場合意味がなく、時間の無駄となります。
時間の無駄となる理由その1
業務というのは、やってみて初めてわかることが多いです。
指示に従ってやってみた結果から、ああこういうことだったのかと初めて気づけるということです。
ですので、やってみないうちからいくら説明しても腑におちなかったりするのは当然です。
まずやってみることを徹底していきましょう。
時間の無駄となる理由その2
部下が納得しようがしまいが、上司の指示は聞くものだからです。
納得、腹落ちさせるというのは、いわば「同意」させるということです。
そもそも同意する、しないの選択権は部下にありません。
ですから、同意を得るプロセスを踏むこと自体が時間の無駄なのです。
②率先垂範することで部下を引っ張ろうとする。
上司の仕事で大切なことはマネジメントです。
しかし、率先垂範するとマネジメントがおろそかになるのです。
おろそかになる理由その1
率先垂範することが大事という認識があると、自分は部下よりも結果を残すことを優先してしまいます。
すると、どうしてもマネジメントがおろそかになります。
自分の結果を残すことが優先されるからです。
しかし、上司の優先すべきことはマネジメントですので、自分の結果の良い悪いに関わらずマネジメントをこなすことを第一に考えましょう。
おろそかになる理由その2
率先垂範していると自分は仕事をしている気分になってしまいます。
いちプレイヤーとして結果を残そうとすれば現場仕事で体を動かすからです。
仕事をしている気分になると、マネジメントがおろそかになっていることに気づけなくなります。
まとめ
①仕事の指示を部下に出す際に、部下が納得するまで説明するのでなく、まずやってみなさいというスタンスをとりましょう。
②プレイングマネジャーだとしても、いちプレイヤーとしての結果はどうあれ、自分の仕事の本分はマネジメントだととらえましょう。
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