「やる気が出ない」を生む脳の現状維持機能とは⁉【3つの対策も解説】

心理学
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「やらなきゃいけないとわかってるのに、やる気になれない」

この記事では、脳の現状維持機能とその対策を解説します。

脳の現状維持機能を知らないと、動けない自分を「ナマケモノ」と感じてしまうこともあるでしょう。

そして次第に自分を肯定できなくなってしまいます。

この記事を読めば、必要に応じて動けるようになるので、フットワークの軽さが身につくでしょう。

脳の現状維持機能とは

脳の現状維持機能とは、ホメオスタシスともいい、変化をさけようとする脳機能の1つです。

なぜ脳が変化をさけるのかというと、脳にとり、変化がリスクだからですね。

でも今では、変化しない方がリスクだといわれます。

従って「変化がリスク」にはズレを感じる人もいるでしょう。

実は、脳が変化をリスクとするのは大昔の名残です。

脳が現状維持機能を働かせる理由とは

脳が現状維持機能を働かせる理由は、大昔の環境にあります。

数百万年前の狩猟時代、人類にとっては、まさに変化こそリスクでした。

リスクとは、たとえば次のようなものです。

  • 今と違う場所にいけば、出会ったことのない猛獣に出会い、殺される
  • 食べたことのないものを食べた結果、毒にあたり、命を落とす

結果、脳にとっての生存戦略は、現状維持だとインプットされたのです。

従って現代では、脳の現状維持機能が適切でない場面があります。

我々は脳の現状維持機能を、状況に応じてアジャストする必要があるのです。

脳の現状維持機能が働いた時の3つの対策とは

脳の現状維持機能が働いた時に、現状を変える行動をとるには以下3つの対策が有効です。

  • 第一歩を小さくする
  • ごほうびを用意する
  • 場所を変える

第一歩を小さくする

第一歩を小さくすると、行動しやすくなります。

行動の負荷が減るからですね。

たとえば、勉強しなければならないとき、まず一問だけ解くことを自分に課しましょう。

一問だけなら机に向かいやすくなりますよね。

一問解いたら今日は自分にOKを出して、少しずつ負荷を増やしていくのがコツです。

スモールステップを刻むことで、ムリなく行動できるようになるでしょう。

ごほうびを用意する

ごほうびを用意すると、ごほうびほしさに行動できるようになります。

たとえば「宿題を終えたらケーキを食べて良い」というように、モチベーションにつながるルールを作ってみましょう。

ごほうびが魅力的であればあるほど、行動したくなるはずです

場所を変える

どうしても家だと気がのらない場合は、場所を変えるのが有効です。

もしかしたら家はリラックスする場所だと、脳が認識している可能性があるからです。

そんなとき、場所を変えるとリラックスモードから切り替えることができます

オススメの場所は以下の3つ

  • 図書館
  • 喫茶店
  • コワーキングスペース

この3つなら、まわりも勉強や仕事をしていることが多いので、自然とモチベーションも高まるはずです。

まとめ

この記事では、脳の現状維持機能とその対策を解説しました。

要点をまとめます。

脳の現状維持機能とは、ホメオスタシスともいい、変化をさけようとする脳機能の1つです。

脳が現状維持機能を働かせる理由は、大昔の環境にあります。

脳の現状維持機能が働いた時に、動くためには以下の3つが有効です。

  1. 第一歩を小さくする
  2. ごほうびを用意する
  3. 場所を変える

脳の現状維持機能は、やり始めが最も強く働きます。

従って、少しずつでも続けていれば、次第に脳の現状維持機能は弱まっていきます。

自転車も、こぎ始めが最も力が要りますが、こいでいけば力が要らなくなるのと一緒ですね。

ぜひ小さくていいので、まず第一歩を踏み出してみてくださいね。

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