「褒めることができない」ときは肯定の私メッセージが効果的!【使い方も解説】

心理学
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「褒めることがない」

「あまり褒めるのもどうか……」

こんな悩みや不安のある方にオススメなのが、肯定の私メッセージです。

この記事では、肯定の私メッセージの使い方を解説します。

肯定の私メッセージを使えないと、相手にプラスの言葉をかけづらいままですね。
でもこの記事を読めば、肯定の私メッセージを伝えられるようになります。

たとえ褒められなくてもプラスの言葉がけができるようになるのは、大きなメリットですよ。

褒めることができない理由

褒めることができないのは、マイナスのことに目がいくからです。

これは、人の持つ特性です。

たとえば円の一部が欠けていると、その欠けたところに目がいきますね。

人は、どうしてもマイナス面に目がいくようになっているのです。

褒めることのデメリット

褒めることのデメリットは、相手の行動基準が、褒められるかどうかになることです。

私は子どもの頃、相手の顔色を伺う癖がありました。

自分が何かをする度、褒められたり叱られたりしたので、これをやったら褒められる?叱られる?と考えるのが習慣になっていたからですね。

まさに褒められるかどうかが行動基準になっている例です。

肯定の私メッセージの利点

肯定の私メッセージを使うと、相手は自分で考えて行動できるようになります。

肯定の私メッセージは、話し手の感情を相手に伝えるものですね。

肯定の私メッセージを受けると、自分の行動の結果、相手にどんな感情が生まれたかがわかります。

従って、相手は、自分の行動の結果が相手に及ぼす影響を学び、ではどうしたらいいかを自分で考えるようになるのです。

また、相手の気持ちを考えて行動するので、必然的に思いやりを持ち、優しさを身につけていきます。

肯定の私メッセージとは

肯定の私メッセージとは、主語を「私は」にした肯定的なメッセージのこと

たとえばつぎのようなものです。

  • 「早く起きたんだね、(私は)助かるよ」
  • 「手伝ってくれたの?(私は)嬉しい」
  • 「いつも一緒にいられて、(私は)幸せ」

肯定の私メッセージの作り方

肯定のメッセージの作り方は以下の2ステップです。

  • 1
    主語を「私」にする
  • 2
    自分の感情を言葉にする

たとえば、子が挨拶できて偉いことを肯定的な私メッセージで伝えるなら、次のようになります。

(私は)あなたが挨拶できて嬉しい

主語は省略しても大丈夫です。

偉いというのは、自分の感情ではないので、嬉しいなどの感情表現に変えます。

肯定の私メッセージを使うコツ

ここでは、それでも肯定的になれない場合の対処法を解説します。

肯定的になれないのは、相手の行動が肯定的に受け取れないからです。

対応方法は、相手の行動を裏返してみること。

短所は長所の裏返しだからです。

たとえば下表のように裏返します。

短所長所
行動が遅い穏やか
慎重
丁寧
おっちょこちょいアグレッシブ
好奇心旺盛
決断力がある
ゲームばかりする集中力が高い
好きなことがある
ゲームで失敗と挑戦を経験している

一見短所に見えても、裏返すと長所であることが多いです。

ぜひ多面的にみて、良いところを見つけましょう。

まとめ

この記事では、肯定の私メッセージを解説しました。
要点をまとめます。

褒めることができないのは、マイナスのことに目がいくからです。

褒めることのデメリットは、相手の行動基準が褒められるかどうか、になることです。

肯定の私メッセージとは、主語を「私は」にした肯定的なメッセージのこと

肯定の私メッセージを使うと、相手は自分で考えて行動できるようになります。

肯定的メッセージの作り方は以下のステップです。

  1. 主語を「私」にする
  2. 自分の感情を言葉にする

肯定的になれないのは、相手の行動が肯定的に受け取れないからです。

対応方法は、相手の行動を裏返してみること。

肯定の私メッセージは、自分の感情を伝えるだけなので、褒めるよりも使いやすいです

なんだか褒めるというのは、上から言う感じがありますが、肯定の私メッセージは横の関係だからでしょうか。

そのため、どのような関係の相手でも私メッセージは使えるので、汎用性がありますね。

肯定的な言葉がけが苦手な方こそ、ぜひ、私メッセージを使ってみてくださいね。

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