私メッセージで穏やかに本音を伝える方法【従来の伝え方ではダメな理由も解説】

心理学
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「ハッキリ言ってやりたいけど、やっぱり相手の前では呑み込んじゃう」

言いたいことを我慢してしまうのは、人間関係での「あるある」ですよね。

この記事では、穏やかに本音を相手に伝える方法を解説します。

相手に何も言えないままだと、相手に引きずられて、いずれ自分を見失ってしまうでしょう。

この記事を読めば、気軽に本音を相手に伝えられるようになります。

言いたいことを気軽に伝えられると、きっと人間関係が楽になりますよ。

穏やかに本音を相手に伝える方法とは【私メッセージを紹介】

本音を相手に伝える方法は、私メッセージを使うこと。

私メッセージなら、相手は反感を抱きにくく、かつあなたの本音が伝わりやすいからですね。

なお私メッセージとは、主語を「私」にして伝える方法のこと。

たとえば次のようなものです。

  • 遅刻されるとその分仕事が遅れて困るんだよね
  • この時間になっても起きてこないと、洗い物が片付かないからイライラするんだ
  • 手伝いをしてくれたから、家事が早く終わって嬉しいよ

次に、私メッセージを使った実例を紹介します。

穏やかに本音を相手に伝える実例【私メッセージとあなたメッセージを比較して解説】

以下は実際にあった例です。

  • 1
    状況

    子どもがいつもの時間に帰って来ず、遅い時間にやっと帰宅した。

  • 2
    私メッセージ

    「いつもの時間に帰ってこないから、何かあったのかと、すごく心配したよ!」

  • 3
    子の反応

    「ゴメン、次は電話するね」

私メッセージと対になるのがあなたメッセージです。

あなたメッセージとは、主語を「あなた」にして伝える方法のこと。

先程の例で、あなたメッセージをつかうとどうなるでしょうか。

  • 1
    状況

    子どもがいつもの時間に帰って来ず、遅い時間にやっと帰宅した。

  • 2
    あなたメッセージ

    「何してたの、遅くなるなら電話の一本くらいできるでしょ!」

  • 3
    子の反応

    「うるさいなあ」

あなたメッセージだと、このようにすんなり受け止めてくれないことが多いでしょう。

本音(この場合は心配したこと)が伝わらないからですね。

あなたメッセージだと、本音が表現されないので、曲解や反発を招きやすいのです。

コミュニケーションがうまく行かないときは、あなたメッセージになっていないかを疑いましょう。

私メッセージだとなぜ穏やかに本音が伝わるのか【理由は3つ】

私メッセージだと、なぜ穏やかに本音が伝わるのか、理由は3つです。

  • 事実を元にしているから
  • 本音が表現されるから
  • 相手を強制しないから

先程の私メッセージ例

「いつもの時間に帰ってこないから、何かあったのかと、すごく心配したよ」

を元に解説します。

私メッセージだと穏やかに本音が伝わる理由1【事実を元にしているから】

上記の例だと、事実は「いつもの時間に帰ってこない」です。

事実なので、相手はすんなり受け入れることができます。

私メッセージだと穏やかに本音が伝わる理由2【本音が表現されるから】

上記の例だと、本音は「すごく心配した」です。

本音は、相手にとって自分の行動の結果でもあります。

従って本音を知ることは、自分の行動を客観的に振り返るきっかけになるのです。

私メッセージだと穏やかに本音が伝わる理由3【相手を強制しないから】

上記の例だと、相手にどうすべきかまでは要求していません。

だから相手は反発の気持ちがわかず、穏やかに私メッセージを聞くことができます。

そして自ら、解決策を考えられるのです。

まとめ

この記事では、穏やかに本音を相手に伝えるコミュニケーション技法を解説しました。

要点をまとめます。

本音を相手に伝える方法は、私メッセージを使うことです。

私メッセージだと、なぜ穏やかに本音が伝わるのか、理由は3つです。

  • 事実を元にしているから
  • 本音が表現されるから
  • 相手を強制しないから

私も以前は、相手に嫌われるのが怖くて、主張したいことがあっても黙っていました。

また部下を持ったときは、言わなきゃいけないことを部下に言えない怖がり上司でした

でも私メッセージを学んだ今は、相手に気兼ねせずに伝えられるようになり、楽になったと感じています。

人間関係で困ることが多いなら、ぜひ私メッセージを試してみてくださいね。

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